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起業分野、事業コンセプトが決定したら、次は事業ドメインを決定します。
事業ドメインは事業行う領域のことであり、「誰に何をどうやって」売るのかということです。
この事業ドメインを検討しないまま、起業をしてしまうと何がしたいのか分からない社会から賛同の得られないビジネスになってしまいます。
事業ドメインがしっかり定まっているかどうかが、起業の成否を分けると言っても過言ではありません。
特に資金面や人材で劣る設立したての会社が、幅広く事業展開をして大企業に勝負を挑むというのは得策ではありません。
できるだけ顧客や、商品・サービス、エリアなどを限定し、そこに経営資源を集中して投下をしていくことが重要となります。
ターゲットの客層を絞り込む
事業ドメインを考えていくにあたり、まずは「誰に」を明確にしていきます。
事業コンセプトを考える段階で、社会が求めていることをイメージしてもらいましたが、ここではさらに掘り下げて、自分の事業の商品やサービスを購入してくれる客層となるターゲットを絞り込んでいきます。
まずは、消費者を分類してきます。分類の項目としては「性別」「年齢」「居住地」「職種」「性格」「家族構成」「収入」「趣味」など思いつく項目をあげていきます。
その中から自分の商品、サービスを必要とするターゲット客層を選定します。
行動パターンやライフスタイルについて想像をして、知り合いなどでターゲット客層に近い人物がいれば意見を聞いて自分の想像や仮設と食い違っている部分がないかということの参考にしましょう。
商品の価値を見極める
ターゲット客層の絞り込みをしたら、次にすることは「何を」売るかといことです。
あなたの事業の商品やサービスについては「起業分野を決定する」の事業コンセプトを考えるときに、検討しましたが、事業ドメインを決定をする際には、現実的な視点で顧客が商品やサービスのどの価値にお金を支払ってくれるのかということを考えます。
たとえば「安さ」「便利さ」「安心感」「時間」「知識」「雰囲気」など、商品やサービスのウリを分析しましょう。
経営資源の分析
上記で「誰に」と「何を」ということを考えましたが、最後は「どうやって」ということを検討します。
市場が有望であり、需要がある商品が見えたとしても、あなた自身にそれを供給する技術やスキルがなければ競合他社には勝てません。
つまり、自分がもっている経営資源(人材、商品や設備、資金)をもう一度見つめ直してみて、「どうやって」提供をすることができるかを考えてみましょう。
次なるスッテップ
上記の3項目で「誰に何をどうやって」売るかということを考えましたが、事業ドメインを決定するにあたっては、自分の市場でのポジショニングを理解しなければ完璧なものとはなりません。
次の「競合相手の分析」で自分の市場でのポジショニングを把握して事業ドメインをまとめましょう。