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12.起業に必要な資金の調達

資金調達とは?

起業や会社を起こすためには、ある程度のお金が必要になります。

必要なお金についてどのようにじゅんびするかは、最初の大きな課題のひとつです。

必要な資金の目途が立たず、起業を断念するという人も珍しくはありません。

起業に必要な資金をすべて自前でまかなえるという人はなかなかいないでしょう。

そこで自己資金と他の誰かにお金を出してもらって起業をすることになります。

自己資金で不足している資金を誰かにだしてもらうことを資金調達と言います。

無事に起業ができたとして、経営者である皆さんが一番考えなければいけないことがお金の確保です。

会社の資金がショートすると、会社は存続することができないことになります。

得意先の営業や仕入先のコネを作ることも大事ですが、会社存続のためにはまずお金を確保するということが大前提となります。

資金調達の種類

資金調達の種類はいくつか考えられます。

会社の状況に応じて最善の資金調達の方法を考えましょう。

一般的には、出資、融資、助成金、補助金があります。

資金調達のメリット

資金調達のメリットは

自分以外の人のお金を受けて、不足している資金を貯める時間を削減ですきる。

時間を有効に活用して、自分の思うタイミングに起業をすることが可能になります。

また、資金調達をお子なると自己資金以上のお金が使えるようになるので

②手持ち資金だけの時よりも事業を早く拡大させやすくなる。

広い店舗を借りて、人を雇い入れ、仕入量を増やすことでより大きな売上を得られる可能性が高くなります。

さらに売上の入金より経費の支払いが先になることが多いため、起業後の資金繰りには苦労すること多いのですが

資金調達をしてお金を確保することで資金繰りを安定させることができます。

資金調達のデメリット

一方で資金調達にはデメリットもあります。

①会社に残っているお金が少なかったとしても、お金を借りた場合には、期日が来たらお金を返済しなければなりません。

また、お金を出してくれた相手に

②見返りとしてお金(利息・配当金)を支払わなければなりません。

自己資金のみの場合はその必要はありませんので、資金調達をすることでコストが発生することになります。

資金調達をすると手元にお金が多く集まることから、勘違いをして自分のお金が増えたような錯覚を起こして

③節約の意識が薄くなってしまうことにも注意が必要です。

そもそも起業するか

やりたい事業が思いついていたとして、その事業で収入を得ることができなければ、会社を存続していくことはできません、事業に失敗をすれば借金だけが残ってしまうリスクもあります。

起業や会社設立をするにあたっては必ず、運営をしていく資金繰りを慎重に検討する必要があります。

事業を始めるかどうかを、資金面から考える場合の最低限の判断基準は【売上-経費(支出)>生活費】となるかどうかです。

具体的には売上の金額から、従業員への給料、経費の支払いをし、借入金の返済をしたうえで、自らの生活費を賄えるかどうかです。最低限の生活費が賄えれば、会社を存続していくことができますので、そこからは皆様の努力次第で生活水準が決まります。 

資金調達をするか

上記のように自分の生活費は稼げる事業だという見込みが立ったところで、会社設立、事業立ち上げのために必要な資金をどう工面するかを検討します。

自己資金だけで経営するか、資金調達をするのかを考えます。

『無借金経営の方が良いんじゃないかな』と思われるかもしれませんが、無借金経営が必ずしも良いとは言い切れません。

前述したとおり、資金調達を行わずに自己資金だけで会社を起こせば、利息や配当金を支払う必要はありません。

しかし、利息や配当金の支払い額を上回る利益を上げられれば、資金調達をして事業規模を大きくした方が有利です。

最終的には、【資金調達によって増える利益>利息・配当金】であるのならば、資金調達をした方が有利と考えられます。

 

13.出資と融資の特徴

 

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